【やる事はたった1つ】子どもを自分から勉強する子に変える方法

子どもの勉強のことで悩んでいませんか? 

学校から帰ってきたらスマホやゲームばかり…。

いくら待っても自分から勉強する様子はない…。

しょうがないから「勉強しなさい!」と子どもを追い立てる。

やっと机にむかったものの、全くはかどっていない雰囲気…。全く集中していない…。

「これはダメだ、私が教えてあげなくては」

仕事や家事で忙しい時間をやりくりして、子どもの勉強を見てあげる。

けれど、何度説明しても、全く理解してくれない子どもにイライラはMax!

「私だって忙しいのに!こんなに頑張って教えているのに!」

 

子どもにイライラしてしまう自分が嫌い…

こういった経験…皆さんはありませんか?

私には中学生と小学生の子どもがいます。

上に書いたようなこと、私は多々ありました。

子どもが宿題に困っている時、教えてあげようとしました。

勉強が分からないことで、子どもは既にイライラしていました。

そんな子どもに、分かりやすく説明してあげたつもりでしたが、子どもは分かってくれませんでした。

イライラしている子どもに接しているうちに、私までイライラしてしまいました。

最後には、「宿題くらい自分でやりなさい!お母さんはいつも自分でやってたんだよ!分からないところは先生に聞いて!」とイライラが抑えきれずに怒ってしまいました。

これを繰り返ししていました(;^ω^)

 

子どもを怒る前にしなければいけないこと

子どもを怒ってばかりの日常なんて嫌ですよね。

怒るたびに私は自分が嫌になるし、子ども自身の自尊心も傷つけているでしょう。

どう子どもに接していいか分からないと悩んでいる方も多いでしょう。

でも、もう大丈夫です!子どもとの付き合い方に悩む必要はありません!

これらの問題を解決する方法はたった1つです!

それは…。

「自分を変える」

これだけです。

つまり、「子どもを変えようしないで、まず自分を変えろ」ってことです。

「自分の”心”を変える」ということです。。

子どもは”親の言う事”は聞かないけれど、親のしていることは真似します。

子どもに「やれ」と言っていたまさにそのことを、自分に向けて下さい。

それだけで、状況は確実に良くなります。

 

子どもは赤ちゃんの時から親が努力する姿を見て学んでいる!

「子は親の鏡」です。

いつの間にか、子どもは親とそっくりな行動をとっているものです。

自分の事だと分かりにくいかもしれないですね。

授業参観などで他の親子を見る機会があったら、どうぞ観察してみてください。

多くの場合、「あぁ、やっぱりこの子の親だなぁ」と思える親子です。良くも悪くもです。

マサチューセッツ工科大学(MIT)で、こんな研究がありました。

news.mit.edu

リンク先を要約するとこんな感じです…。

2017年、MITで「子供たちがどのように一生懸命やるべきか、努力する価値がないかをどのように判断するか」に関する研究が行われました。

具体的にどんな研究だったのかというと、大人がコンテナに入ったおもちゃを取り出す様子を見せて、その後、別のおもちゃを赤ちゃんに与えてその様子を観察するというものです。

赤ちゃんを二つのグループに分けてその後の様子を観察しました。

1つ目のグループには「大人が30秒以内にすぐにおもちゃをとりだすことに成功する様子」を見せます。

2つ目のグループには「大人が30秒間取り出せずに奮闘する姿を見せてからしてからおもちゃを取り出す様子」を見せました。

次に、赤ちゃんには、音楽が流れる様子を見せた上で”大きな赤いボタンがついた音楽のおもちゃ”が与えられました。が、じつはいくらボタンをおしても音楽は流れません。

各赤ちゃんはおもちゃで遊ぶ時間を2分与えられ、研究者たちは、赤ちゃんがボタンを何回押しようとしたかを記録しました。

成功する前に実験者が苦労していたのを見た赤ちゃんは、大人が簡単に成功するのを見た赤ちゃんの全体の2倍近くのボタンを押したことが分かりました。

すると、大人が「簡単にクリアした様子を見ていたグループ」よりも、「奮闘した姿を見せたグループ」のほうが、ボタンを押す回数が多く、より努力して音楽を流そうとしていたという結果だったそうです。

MITの認知科学の教授であるローラ・シュルツは、次のように述べています。

「子育てに直接当てはまる実験室の研究から学べることは何もありませんが、これは少なくとも、目標を達成するために一生懸命働いていることを子供たちに示すことが悪いことではないことを示唆しています。」 

つまり、大人が苦労して成功した様子をみた子どもは、子ども自身も難しい課題に一生懸命に取り組むことができるようになるということです!!

大人の努力を見て、子どもは努力の価値を学ぶことができることを示唆してる…というのがこの研究です。

 

MITの研究結果から学ぶべきこととは

どうですか?このマサチューセッツ工科大学の研究…、怖くありませんか?

子どもの周りにいる大人たち、つまり私たち”親”がどんな努力をしているかが、子どもたちの”やる気”に影響を与えているのです!

親が苦労してあきらめない様子を見ていればあかちゃんでも真似して頑張るんです。

私は、この研究を知って反省しました。

子どもの勉強については「こんなに簡単なのに何故できないの?」と思って接していました。

私にとって簡単な事を簡単にやってみせても、子どもにとっては何の学びもなかったことを、この研究で知りました。

 

子どもに言っていた言葉を全部を自分に向けてみて

子どもに望む姿があるのなら、自分がその姿になりましょう。

自分がまずやってみましょう。

親が苦労して頑張っているところを見れば、子は必ず”やる気”になるのです。

子どもに自分から勉強してほしいと思うならば、まず親自身が勉強して下さい。

「勉強する時間なんてないよ」って思うかもしれませんね。

その思い、そのまま子どもの思いです。

子どもだって「勉強する時間がない」と思ってます。

それでもやらせようとしますよね。

「いや、ゲームばっかりしてるし。」「スマホしている暇があったら…。」

親の言い分は本当に分かります。

けれどその言葉、全部自分自身に向けて下さい。

時間のない大人は「ながら勉強法」でいいんです。

料理しながら…、洗い物しながら…、洗濯物をたたみながら…。

子どもに言っていた言葉全部を自分に向けて、まず自分を変えてみてください。

下心抜きにしてください。

じゃないと子どもは見抜くし、親は「私はこんなに勉強してるのに…」とだんだんイライラしてきていつか爆発します。気を付けてください。

 

親が変われば、必ず子どもは変わります。

最初は大変かもしれないけれど、すべてプラスになることです。

親にとっても勉強はプラスになります。その努力する姿をみて子どもは自然と”やる気”になって、自分から勉強するようになります。全てがプラスになります。

親子の信頼関係によって、時間のかかり方は違いますが、必ず100%上手くいくやり方です!