【学力アップ】子どものためを思うなら、親自身が変わるしかない!

子どもに「やればできる」って言ってませんか?

「子どもに勉強好きになってもらいたい」

「後悔しないために子どもには勉学に励んでほしい」

子どものこと、子どもの将来を思えば思うほど、勉強を頑張ってほしいと願うのが親心だと思います。

勉強の大切さを痛感しているからこそ、子どものために何かしてあげたいと思い悩んでしまいますよね。

それなのに、子どもは勉強してくれない。

「あの子はやればできるはずなのに…」

こう思っていませんか?

「あなたはやればできるんだから、とにかくやりなさい」

こう言ってはいませんか?

 

“行動”が伴っていない“言葉”は心に響かない

「やればできる」って、良い言葉ですね。

でも、言う人によって、この言葉の重みは変わってしまいます。

何の目標ももたず、自分では何も学ばず、夢を叶えている様子もない”大人”に「やればできる」と言われたとしたらどうでしょう?

「は?」って思いますよね。

どの口が言うのって話ですよ。

”どんな言葉を使うかどうか”はとても大切な事ですが、それよりも大切な事は”行動”です。

”行動”が伴なっていない”言葉”には何の価値もないのです。

だから、言葉だけで子どもの”やる気”を引き出そうとすることは絶対に無理です。

 

人は、自分以外の人間を変えることはできない

子どもの”やる気”を引き出して、勉強してもらいたいのなら、一度子どものことは忘れて下さい。

「あなたはやればできるんだから、頑張ってやりなさい」と子どもに言う前に、自分に対してその言葉を投げかけて下さい。

親の姿勢が子どもの未来を作ります。

勉強に集中できない子どもを、自分からすすんで勉強する子どもに”変える”ことは絶対に無理です。

人は自分以外の人間を変えることは絶対にできません。

でも、”自分が変わることで、自然と相手が変わってしまうこと”はあります。

何故なら人は、周囲の人間から多大な影響を受けるからです。

 

隣にいる人が与える影響は絶大〜ハーバード大学の研究内容〜

2017年のハーバード大学の論文の一つに『Want to Be More Productive? Sit Next to Someone Who Is』というものがあります。

以下にリンクを貼っておきます。

hbr.org

この研究は、あるオフィスの2000人あまりの従業員の2年分のデータを分析したもので、誰の隣に座るかどうかがいかに大切かを実証したものです。

この研究では、 「仕事が出来る人の隣に座って仕事をした場合」と「仕事が出来ない人の隣に座って仕事をした場合」の成果を比較しています。

この研究により、「仕事が出来る人の隣に座って仕事をする」ことで、生産性が10%もアップすることが判明しました。

そして不正行為、違法行為を行うような有害な人物の隣にいた人は、有害になる可能性が高まったことも分かりました。

 

子どもは間違いなく親の影響を受けている

人は周りにいる人間からとてつもない影響を受けています。

子どもが家にいる時間、子どもは家族から多大な影響を受けます。

親であるあなたが何をしているのか、どんな表情で、どんな言葉を使っているのか。

それら全てを子どもが見ています。

あなたのお子さんは、間違いなくあなたの影響を受けています。

 

あなた自身が頑張って、「やればできる」ことを子どもに見せることができれば、子どもはあなたの姿から学ぶことができます。

子どもに言っていた言葉、子どもに対して思っていた言葉、全部自分に言ってみてください。

子どもの将来のためを思って、言っていた言葉を、自分に言ってみてください。

どう生きたいのか、そのために何を学んでどんな行動をするのか。

子どもが見ているのは親の生き方です。

上っ面の”言葉”で子どもの心を変えることはできません。

変わるべきなのは親自身の心

大人の生き方が問われています。

 

問われている大人の責任〜武井壮さんの言葉〜

武井壮さんが、『オトナの育て方』で素晴らしい事をおっしゃっていました。

「大人になっても夢は叶う」ということを子どもに見せてあげられる大人になること。

これが大人の責任なんですね。

以下にYouTube、貼っておきます↓

 

子どものために何ができるかを、真剣に考えている武井壮さん。

子どもにどんな姿を見せることができるのか、親の姿が子どもの将来に大きな影響を与えています。