【不登校】子どもが「なんとなく学校へ行きたくない」のは大人の責任なのかもしれない
- 「何となく学校へ行きたくない」と言われて困ったことはありませんか?
- 学校なんて行かなくていい
- ほとんどの先生は子どものために一生懸命だ
- 「本当は学校に行きたい」のかもしれない
- 大人の姿が子どもをネガティブにする
- 信頼とは「信じられない時にあえて信じる」こと
「何となく学校へ行きたくない」と言われて困ったことはありませんか?
「学校行くの、面倒くさい」
「なんとなく行きたくない」
あなたのお子さんがこんなことを言う事ってありませんか?
私には中学生の子どもがいますが、”なんとなく”学校を休んでいる子が多いなと感じています。
あなたの周りの子どもたちはどうでしょう?
私には、私の子どもが通う学校だけに”なんとなく学校を休む子”が多いとは思えません…。
学校なんて行かなくていい
虐めによる自殺や虐めがエスカレートして殺人者となる若者のニュース。
こんな心痛めるニュースを見ると、私も「学校なんて行かなくていい。」と思います。
腐りきった学校なんて、行く価値ありません。
虐めを隠蔽したり、教師も一緒になって生徒を虐めたり、あげく、教師が教師を虐めているような情けないニュースが飛び交う学校に、命をかけてまで通う必要は全くありません。
ほとんどの先生は子どものために一生懸命だ
腐った学校、行く価値もない学校があるのは事実です。
でも…、それが全ての学校に当てはまるのでしょうか?
虐めが蔓延っていて、バカな教師がいる学校ばかりなのでしょうか?
私は、多くの先生たちは本気で子どものためを思い、一生懸命授業をし、指導してくれていると感じています。
ニュースに出てくるような呆れた教師たちは、ほんのごく一部であることを信じたいと思います。
「本当は学校に行きたい」のかもしれない
一部の教師の愚かな行為。それが大々的に報じられて、恥ずかしい”大人”の姿を子どもたちに見せてしまいます。
これでは、子どもたちが”なんとなく”学校に行きたくない状態になって当然です。
でも、だからって「学校なんて行かなくていいよ」というのはちょっと待ってほしいと思います。
「学校なんか行かなくても、家で勉強できる」というけど、実際勉強できますか?
できている方は素晴らしいです。でも、ほんのごく一部の方だけだと思います。
子どもたちは「学校なんか…」と言いつつも本当は、
「できるなら楽しく学校に行きたい。」
と思っているのではないでしょうか。
頼りになる先生に指導を受けながら、仲間と共に勉学に励み、みんなと一緒に成長していきたいと願っているのではないでしょうか。
だから”なんとなく”学校に行かない子どもに「学校なんて行かなくていい」を言うのはやめた方が良いと思います。
子どもたちは、「本当は学校へ行きたい」のだと思います。
だけど行けない。だから悩むのです。
心の底から学校に行きたくないなら、学校を辞めれば元気になるはずです。
けれど現実は、学校を休んで家にいる時も、憂鬱な気持ちで過ごす子どもの方が多いのではないでしょうか。
大人の姿が子どもをネガティブにする
子どもたちは、大人たちの姿を見て自分の将来を想像しています。
子どもたちが見る大人とは、両親、先生です。
他の大人たちに接することはもちろんあるけれど、毎日のように接する大人は両親と先生です。
だから、子どもの周りにいる大人が幸せじゃなかったら、きっと子どもは幸せな未来を見れないだろうと思います。
そんな大人たちに囲まれていて、「学校に行きたくない」という子どもたちが思うのは当然ですよね。
”なんとなく”感じ取ったんだと思います。このまま”なんとなく”嫌な学校に通ったっていい事なんて起こらないだろうって、直感で感じているのだと思います。
だから、子どもを無理して学校に行かせようとしたって上手くいかないんだと思います。
大人が作った空気の中で子どもたちは生きていて、その空気を息苦しく感じているのです。
大人が変わらなければ、子どもたちも変わることができないです。
信頼とは「信じられない時にあえて信じる」こと
まずは親が学校の先生を信じることから始めませんか?
保護者からいつも批判的な目で見られている先生が良い教育をできるわけがありません。
保護者が先生に向けたマイナスの感情が、子どもにマイナスの影響を与えてしまいます。
大ベストセラーの『嫌われる勇気』という本を知っていますか?
この本の著者、岸見一郎先生はこうおっしゃっています。
「信頼」とは無条件のもの
「信じられない時にあえて信じる」のが信頼
多くの人は、自分を信じている人を裏切ることはできません。
大人が変わらないと、子どもも変われません。
もし今いる学校が、ニュースで報じられるような腐った学校でないのなら、いじめが蔓延しているようなクラスでないのなら、まずは親がその学校を信じてみてはどうでしょうか。
「なんとなく学校へ行くのが嫌」という子どもの気持ちを親や先生の言葉だけで変えることはできません。
でも、子どもの周囲にいる大人たちが変わることで、子ども自身の考えが変わることはあります。
子どもの周りにいる大人には責任があります。
子どもが夢を持って未来に向かって頑張れるかどうか、子どもが自分の将来に期待が持てるかどうか。
大人のありかたが問われている時だと思います。